10.01月23日 | ||
エアカーテンと除菌技術で空気清浄する機器を新発売 | ||
(株)トルネックス(東京都中央区、松井周生社長)はこのほど、据付型の清浄機「クリアブロックミニ」を発売した。ホテルや飲食店のほか、公共施設、幼稚園、学校などへ展開する。 同機器は、エアカーテン気流により室内の空気を効果的に除菌・消臭する据付型の清浄機。オフィスや公共場所などの分煙機のパイオニア企業が、新分野となる空間清浄機へそのノウハウを活用し、開発した。 「弊社のメイン事業は分煙機。国民の意識も浸透し、いまでは喫煙場所も集約されつつあります。そうした中で、新たな提案や分野へ進出を模索する中で、生まれたのがこの清浄器になります。分煙機では知られているエアカーテンを活用し、室内を効果的に除菌・消臭する機器が出来上がりました」と同社営業推進グループグループリーダーの島田秀治氏は説明する。 同機の除菌・消臭の簡単なメカニズムは次の通り。同社が提携するシャープ株式会社のプラズマクラスターイオン(R)を放出し、空気中に浮遊するウイルスを抑制、アレル物質、カビ菌を分解・除去。二酸化塩素除菌剤が、空間、さらにテーブルなど付着したウイルス、細菌などに直接働き、除菌する。浮遊菌と付着菌に強いそれぞれの除菌効果をエアカーテンで効果的に室内に噴出することにより、大きな空間清浄効果が期待できる。 プラズマクラスター技術は、プラスとマイナスイオンを空気中に放出し、浮遊するアレル物質などの表面で瞬時にOHラジカルに変化させ、それから水素(H)を抜き取り分解・除去。抜き取ったHとOHラジカルが結合し、水(H2O)となって空気中に戻る仕組み。二酸化塩素は酸化塩素作用により、ウイルスなどに直接働き、その構造を変化させ、除菌する。塩素の2倍以上の殺菌力、3倍の殺菌速度があるといわれ、昨今、新型インフルエンザ対策の除菌剤としても注目を集めている。 二酸化塩素除菌剤はカートリッジ式で、他に森林浴同様のリラクゼーション効果が認められている天然フィトンチッドの「TARU-X」があり、用途や目的に応じ選択する。 同社では、同機を分煙機に続く新たな空間クリーニング機器として幅広く展開する構え。昨年8月にオープンした同社ECサイト「TORNEX Online Shop」(http://www.tornexshop.jp)でも販売する。サイズは、W460×D80×H210mmとコンパクトで家庭用としても使用できる。 価格はオープンだが、オンラインでは税込5万85円から(カートリッジタイプによる)販売されている。 |