09.11月12日 | ||
ゲオ、中古販売の強化で業績向上を目指す | ||
CD・DVD、ゲームソフトなどのレンタルや販売を手がけるゲオ(東証1部、沢田喜代則会長)は、2010年3月期第2四半期(09年4月から9月末)の連結決算を発表した。売上高は1153億2600万円(前年同期比0.1%減)、経常利益は59億1900万円(約2倍)で、減収増益となった。 主力のメディア事業がCDやDVDなどの販売不振などで減収になったが、グループのリサイクル事業が売り上げに貢献し、売上高は横ばいで推移した。利益面では、メディア事業で旧作DVD投資の減価償却額を大幅に削減したことで、粗利率が改善され、増益を達成した。 グループの総店舗数は1307店舗になった。主力メディア事業のゲオショップは直営店とフランチャイズ店などの合計で964店舗。リサイクル店舗が直営店とフランチャイズ店の合計で252店舗。その他、携帯電話ショップやフィットネスクラブ、複合カフェなどを展開する。下半期も着実に新規出店し、通期では1352店舗体制にする予定だ。 今後は、三菱商事の共通ポイントサービス「Ponta」を導入し、集客効果を高める方針を掲げる。またローソンと提携し、無人レンタル機によるレンタル事業に参入する。通期の連結業績は、売上高2410億円(4.5%減)、経常利益115億円(18.0%増)を見込む。 沢田喜代則会長は「苦戦するフィットネスクラブなどはリストラを加速し、業績の改善を目指す。中古衣料販売をゲオショップでも展開することで、TSUTAYAを展開する業界トップのカルチュア・コンビニエンス・クラブと差別化を図っていきたい」と語った。 |