09.04月02日 | ||
美容師試験で採点ミス 不合格の115人一転合格 | ||
厚生労働省は1日、2月に実施した美容師国家試験の実技試験の採点ミスがあった、と発表した。受験した約2万3千人のうち、本来は合格だったのに不合格としていた115人に、合格だったことを改めて知らせ、不合格なのに合格としていた2人にも、不合格と知らせて、謝罪した。 厚労省によると、3月31日の合格発表後、試験結果を不審に思った美容師養成学校側から連絡があり、発覚した。 実技試験の採点をする際、試験委員は何点減点したかを採点用紙に書く決まりなのに、東京都内の受験者の採点を担当した委員の1人が、勘違いして得点そのものを記入。その結果、高得点の人ほど減点が多い扱いになった。 美容師試験は筆記と実技があり、両方合格しなければ、免許は交付されない。このほか、5人が実技試験のみ合格になった。 厚労省生活衛生課は「受験生の方にはご迷惑をかけ申し訳ない。試験委員が勘違いしないよう、今後は再発防止に努めたい」と話している。 |