16.02月23日 | ||
福利厚生で遺伝子検査も? 企業のメタボ対策に注目 | ||
2008年に医療費抑制のため、メタボリックシンドロームやその予備軍を減らすべく、厚生労働省がメタボ対策向けの健診などを義務化しました。 この政府の動きをきっかけに、企業において社員食堂やフィットネス関連の福利厚生が大きく普及したそうです。さらに、メタボ指導や運動サービスなどの福利厚生を提供する企業も登場し、ますます従業員の健康を促す動きが活発化してきています。 今回は、企業が行うメタボ対策の福利厚生の最新事情を見ていきましょう。 企業のメタボ対策 企業のメタボ対策に向けた福利厚生の一例として、運動・食生活セミナーによる啓発や、社員食堂の低カロリーメニュー提供や成分表示、野菜たっぷりの弁当宅配、スポーツイベントの実施などがあります。 特に有名な取り組みは、「タニタ」です。タニタは2009年から、社員のメタボ率を0にすることを目標に、健康プロジェクトを実施しています。例えば、社員の体組成計測や、個別指導、歩数を競い合わせるウォーキングイベントなどです。社員食堂だけではない運動を促すイベントを多く実施しているそうですね。 話題の福利厚生代行サービス また、企業としてイベントの実施などが難しい場合、福利厚生代行サービスを活用してみてはいかがでしょうか? 例えば、フィットネスクラブでおなじみの「ティップネス」は、健康セミナーの提供や親子で参加できる運動会やヨガ教室、ダンスイベントなどを福利厚生代行サービスとして実施。「出張健康づくり」でイベントを開催したり、ティップネスの店舗が利用できる「一日フィットネス体験」の提供をしたりしているそうです。 ?参考:「出張健康づくり」健康セミナー/イベントのご案内(ティップネス) 遺伝子解析も! 従業員が抱えるメタボの核心に迫るため、歩数や生活活動量の計測や個別面接、積極的支援・動機づけ支援などのサービスを提供する会社もあります。 2013年から「ベネフィット・ワン」が、メタボ健診サービスに遺伝子検査を組み合わせたサービスを提供。 遺伝子検査とは、がんや生活習慣病、肌質、肥満などの体質に関する遺伝子解析を行い、疾患発症リスクを知るものです。管理栄養士などの専門家が生活改善の提案をしてくれるサービスもオプションでついてくるようです。 |
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