13.08月22日 | ||
人工甘味料は健康に悪い! というのは誤解であることが判明!? | ||
ステビア、キシリトール、アステルパーム……これみーんな、人工甘味料の名前です。みなさんも耳にしたことがあるでしょう? ダイエット中の方や健康を気にしている方は、もしかすると日々お世話になっているかもしれませんね。 一方、一部ではこのような甘味料は、「ガンを引き起こすリスクがある」などといった、体に悪いものであるという説もあります。しかし海外サイト『Mail Online』によると、そういった事実はないとのこと。では一体なぜ、「人工甘味料は体に悪い」という説が囁かれるようになったのでしょうか。 発端は、今から100年以上も前のこと。ドイツの科学者が、当時「貧乏人の砂糖」と呼ばれ庶民の間で親しまれていた人工甘味料「サッカリン」が、体に悪影響をおよぼすと警鐘を鳴らしました。 サッカリンを摂取することで、糖尿病・ガン・脳卒中・高血圧・めまいなど、人は様々な健康リスクに侵される。この説がきっかけで、「人工甘味料は危険である」というイメージが構築されてしまったのだと、広く考えられているみたい。 また70年代におこなわれたマウスを使用した実験では、サッカリンが膀胱ガンのリスクを高めた、という研究結果が。さらには同時期、アステルパームが脳腫瘍の主な原因になっていると、アメリカ全土で非難されたという事例もありました。しかし双方とも、後の研究や調査によって、「このようなリスクや事実はなかった」ということが判明しています。 また先日、米インディアナ州パデュー大学が行った研究では、「アステルパーム入りの飲料はそうでない飲料と比べて体によいということはなく、むしろ体重増加や糖尿病、心臓病などのリスクを高める可能性すらある」という結果が出て話題に。なんでも人工甘味料は、我々の脳に「満たされた」という感覚を起こさないらしく、それが摂取過多に繋がってこういった健康リスクが生まれるのだというのが、研究員らの見解でした。 しかしこの結果に、「人工甘味料が脳に満たされたという感覚を起こさない、ということをこの実験は完全に証明していない」と異議を唱える専門家も。 声をあげたロンドン・セントジョージズ病院のキャサリン・コリンズ医師曰く、「甘味料はカロリーが低いか、ほぼゼロカロリーです。これらが体重増加や糖尿病を引き起こす可能性があるなどという根拠は、実験を見る限り、どこにもありません」「人は、相関関係を原因と混同することがしばしばあります。しかし現に、人工甘味料はこれまで安全に使用されてきたと、世界で広く証明されています」とのこと。 なるほど、人工甘味料は決して、体に悪影響をおよぼすものではないのですね。これで安心してダイエットコークが飲めるわ! ただし「過敏性腸症候群」を患っている方だけは、例外。キシリトールとソルビトールは症状を誘発する恐れのある物質とのこと、だから摂取量にはくれぐれも気をつけてくださいね。 |
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