09.01月14日 | ||
ヒアルロン酸注射は自分でするものではない! | ||
1月10日にNHKでニュースを見ていたら、美容外科などで顔のしわを取るために用いられる「ヒアルロン酸」をインターネットで購入し、自分で注射した女性が顔の腫れが引かなくなったと訴えていることについて大きく取り上げていました。同日開催された日本美容外科学会で、日本医科大学の百束比古教授の研究グループによる報告では、神奈川県の30代の女性は顔のしわを取るために、一昨年12月にインターネットの通信販売で注射器とともにヒアルロン酸を購入し、自分で顔に注射したとのこと。しかし、数ヵ月経って、ほほが腫れ始めて皮膚が固くなったため、現在も日本医科大学で治療を続けているそうです。では、どうしてこのような被害が起きてしまったのでしょうか。ヒアルロン酸は、私たちの体中に存在しているのですが、とくに「皮膚」に最も多く含まれており、肌の潤いや弾力に貢献しているとのこと。しかし、ヒアルロン酸は年齢とともに減少し、成人の皮膚に含まれるヒアルロン酸の量は赤ちゃんに含まれる量の20分の1になってしまうとされています。 |