10.10月19日 | ||
日本ネイリスト協会、「東京ネイルエキスポ2010」の開催概要を発表、ネイル市場調査をまとめた「ネイル白書2010-11」も発刊 | ||
NPO法人日本ネイリスト協会は10月19日、東京国際展示場(東京ビッグサイト 東5・6ホール)で、11月28日、29日の2日間、「東京ネイルエキスポ2010」を開催することを発表した。同エキスポのメインイベントとして、ネイルを愛する各界の著名人の中から今年一番輝いた人に贈られるネイルクイーン6名が発表された。さらに、ネイル市場調査をまとめた「ネイル白書2010-11」を発刊したことも報告した。 「東京ネイルエキスポ2010」の概要説明の前に、日本ネイリスト協会の滝川晃一理事長が挨拶した。「ネイルにおける衛生管理を目的にネイルサロン管理士制度を設け、現在では6000名が資格を取得している」と、ネイルの安心・安全を証明する制度がネイリストに支持されているとのこと。「さらなる衛生管理とサロンの充実を行うことを目的に、認定サロン制度もスタートした」と、新たな制度も立ち上げて、ネイルサービスを利用する消費者へのサポートを行っていきたいと述べていた。「また、日本ネイリスト協会は設立25年を迎える。この25年の間に日本のネイル産業は大きく成長してきた。当協会がさらなる業界の発展に寄与していきたい」と、業界の底上げに今後も深く関わっていく考えを示した。 続いて、日本ネイリスト協会の副理事で教育委員会委員長の仲宗根幸子 東京ネイルエキスポ実行委員長が、「東京ネイルエキスポ2010」の概要について説明した。「今年のテーマは“銀河”。会場は、宇宙のエネルギーが感じられるようなレイアウトになっている」と、壮大な世界観で展開されるとのこと。「エキスポは、コンテストが主体となっている。このコンテストを中心に技術の向上や、ネイリストがネイルについてさらに学べる場を提供したい」と、単なるコンペティションやトレードショーではないと強調する。「今年の出場ネイリストは2500名を予定している。これは、世界一のコンテスト大会であるといえる」と、規模の大きさにも注目して欲しい様子。「毎年参加者が増えている背景には、教育がベースとしてしっかりあるからだと自負している」と、参加することによって得られるものが大きいコンテストであるようだ。「来場者については、今年こそ5万人を達成したい」と、昨年はわずかなところで届かなかった5万人という壁を乗り越えると力強く宣言した。 そして、「東京ネイルエキスポ2010」のメインイベントであるネイルクイーン6名が仲宗根 東京ネイルエキスポ実行委員長から発表された。「今年で15回目を迎えるネイルクイーンは、美しく、ネイルが大好きで、様々な場面でネイルを紹介してくれた人という条件で選出している」と、ネイルクイーンの条件を紹介。「そして、今年最も輝いていて指先まで美しく手入れをしている人が、今年のネイルクイーンに選ばれた」という。「タレント部門ではスザンヌさん、アーティスト部門ではモデルのマリエさん、メンズ部門では俳優の溝端淳平さん、女優部門では深田恭子さん、スポーツ部門では杉山愛さん、協会特別賞には神田うのさんがそれぞれ受賞した。深田恭子さんは2006年、2009年に続いて3度目の受賞となり、殿堂入りとなる」と、それぞれの部門の受賞者を発表。「ネイルクイーン2010の授賞式は11月29日に行う」と、受賞者たちがエキスポをさらに盛り上げてくれることを仲宗根 東京ネイルエキスポ実行委員長も期待していた。 また、日本ネイリスト協会ではネイル市場調査をまとめた「ネイル白書2010-11」を発刊した。この内容について、日本ネイリスト協会の藤原洋二 副理事長兼専務理事が発表した。「2008年10月に発刊した『ネイル白書2008-9』において、ネイル市場は毎年増加し2008年には2000億円に達すると予測したが、リーマンショックなどの影響からこの予測が外れてしまった。しかし、2009年後半から回復に転じ、2010年には2000億円市場になることがわかった」と、予想よりも伸び率は鈍化しているものの確実に市場は拡大しているという。「ブランドのマニキュアは低調であるが、ネイルサロンなどによるネイルサービスは堅調となっている。当協会では、この調査データを踏まえ、ネイル産業のさらなる発展に寄与していく」と、市場分析を行うことで、マーケット動向を的確に捉える手助けを今後も行っていく考えを示した。 日本ネイリスト協会 理事の木下美穂里 広報委員会委員長が設立25周年記念式典の開催について発表した。「11月11日をネイルの日に制定している。この日に、当協会設立25周年記念式典を開催する。式典には殿堂入りを果たした歌手の倖田來未さんをゲストに迎えて、協会のさらなる発展を祝う予定になっている」と、25周年を一つの節目として、協会運営のさらなる前進を関係者間で確認し合うと話していた。 さらに、日本ネイリスト協会 理事の金子実由喜 企画委員会委員長からは、同協会のピンクリボン活動について報告があった。「当協会はピンクリボン活動を応援している。エキスポでは乳がん検診バスを設置し、来場者に乳がん検診の重要性もアピールする」とのこと。「また、16名の著名人がネイルデザインをプロデュースしたネイルを展示するピンクリボン・ネイルアートコレクションを行っている。東京を皮切りに名古屋、仙台、神戸と日本中を巡回した。作品はチャリティーオークションに出品され、売り上げを日本対がん協会に寄付した」と、ネイルアートを通じてピンクリボン活動を支援しているという。「今回、当協会でピンクリボンバッチを作成した。このバッチとトートバックをネイルサロンで配布するキャンペーンを10月1日から10月末まで開催している」と、各ネイルサロンがピンクリボン活動に参加しやすいツールなどを提供し、乳がん検診の意識の向上に努めているようだ。 |