10.11月15日 | ||
体組成計とフィットネス機器のデータをサーバー上で統合管理 | ||
タニタとアライブ、ヒューマンアセンブラの3社は、2010年10月5日から幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催中の「CEATEC JAPAN 2010」で、コンティニュア・ヘルス・アライアンス規格に準拠したフィットネスジム向けシステムを共同で参考出品した。 本システムは、Bluetoothの通信機能を備えたタニタの体組成計「MC-980A」(2011年春に発売予定)とアライブのBluetooth対応ゲートウエイサーバー「AP3201」(販売中)、ヒューマンアセンブラの運動履歴収集システム「FITREC」(販売中)およびCSAFE端子搭載の運動機器から成る。CSAFEは、米国のフィットネス機器業界団体であるFISA(Fitness Industry Suppliers Association)が定めた、フィットネス機器と外部機器とのデータ通信規格である。 MC-980Aで測定した体組成データは、ゲートウエイサーバーのAP3201を介し、LAN回線でインターネット上のサーバーに送信する。一方、サイクリングマシンなどの運動機器にはFITREC子機を装着し、FITREC親機を介してデータをサーバーにアップロードする。収集した体組成データと運動データをサーバー上で統合し、作成したグラフデータをパソコンで閲覧する仕組みとなっている。 FITRECの親機と子機間は現在、短距離無線通信規格「ZigBee」を使っているが、早ければ2010年内にコンティニュア・ヘルス・アライアンス規格に準拠したBluetooth規格に変更される予定。FITRECが同規格に準拠すれば、体組成計側と運動機器側(FITREC子機)の両方がBluetooth対応となるため、体組成計のデータと運動機器(FITREC子機)のデータの両方をFITREC親機で受信することが可能になるという。反対に、両方のデータをゲートウエイサーバーのAP3201で受信することもでき、サーバーへアップロードするための機器を一本化できるメリットがある。 |